ガラス瓶の中の菓子 2006 6 11

 先日、このような光景を見かけました。
ガラス瓶の中に、たくさん、お菓子が入っていて、
「いくらでも取っていいよ」と言われた子供は、
うれしくなって、いっぱい、お菓子をつかみました。
しかし、そうすると、ガラス瓶から、手が抜けなくなりました。
その子供は、母親から、こう言われていました。
「いっぱい、つかむから、そうなるのよ。
少しは、あきらめなさい。
そうしないと、いつまで経っても、ガラス瓶から、手が抜けないからね」。
 私は、これを見て、思いました。
乱暴な子供は、ガラス瓶を割るのかもしれない。
しかし、そうすると、中に入っている手も割れて、大けがをするだろう。

たとえ話 allegorical story 2004 2 3
 今日は、ある「たとえ話」をしましょう。
この話は、正確に憶えていませんが、
確か、アフリカでの話だったと思います。
 その地方では、猿を捕獲するのに、
このような方法を使うと聞いたことがあります。
 ビンの中に、おいしそうな「木の実」を入れておきます。
そのビンの入り口は、猿の手が入るような大きさです。
 猿は、喜んで、そのビンの中に、手を入れて、木の実をつかみます。
しかし、そうすると、ビンから、手が抜けなくなるのです。
 いっぱい、つかんでしまった木の実によって、
手が、ビンから抜けなくなるのです。
 もちろん、このビンは、近くの木に、ひもで結んであります。
こうして、猿は、つかんだ木の実を失いたくないため、
その場所から動けなくなり、やがて、体力を失っていくのです。
 現代では、「木の実」が、石油になっています。
ビンは、サウジアラビア、ヨルダン、シリア、トルコ、イランで、できています。























































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